1958-03-13 第28回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
ただ、しかしそれだけでいいのか、為替専門銀行と他の公認為替銀行との関係が現状のままでいいか、これはまた一つの問題で、この間の関係をどういうふうにするかというのが、一つの問題になっております。
ただ、しかしそれだけでいいのか、為替専門銀行と他の公認為替銀行との関係が現状のままでいいか、これはまた一つの問題で、この間の関係をどういうふうにするかというのが、一つの問題になっております。
それと申しますのは、一方また公認為替銀行と専門銀行との関係も考えなければならない。言いかえれば、専門為替銀行というよりも、東京銀行自体のあり方が今日問題になっておりますから、この東京銀行という具体的な銀行と、他の公認為替銀行との関係を円満にするのには一体どうすればいいかというような問題も残されておりますから、そういう点も今後十分考慮していかなければならぬ、かように考えております。
○一萬田国務大臣 東京銀行が専門為替銀行、ほかの為替銀行が公認為替銀行、こういう区別があります。従って、東京銀行が専門為替銀行であるから、それにふさわしい扱いをしなくちゃならぬということについては、私も今日において別に依存はありません。ただ、御承知のように、東京銀行には外貨の預託をたくさんいたしまして従来仕事をさせておる。
今日、日本の為替銀行は、公認為替銀行と専門為替銀行がありますが、この為替銀行につきましては、それぞれこれを強化して、そうして適正な競争のもとに運営をして行こう、かように考えております。むろん貿易や為替の事情に応じまして、客観的な情勢に合いますように、適切な措置をとるということはありますが、特にこの為替銀行を一緒にするというような考えは合持っておりません。
たとえば、前述せる大法人の実効税率列記のうち、二二・五%の実効税率を享有する五大銀行、すなわち、財閥銀行を初めとする甲種銀行は、公認為替銀行として現在輸出入為替の八割の取扱いを壟断しているが、在日外銀及び在外の外銀の従属的コルレスに堕して、その自主性を失い、為替専門銀行を創設した政府のポリシーに反して、為替専門銀行に対するジェラシーに終始し、政府の信用に依存し得る安易な現在の立場に、いたずらに偸安の